「天然で発達障害児への接し方が上手だな」と感じ、観察したのは、
①クラスのまとまりがよく、みんなが楽しそうなクラスの担任
②子どもたちの好きな習い事の先生
③明らかに定型発達で、優秀な子だけど、うちによく遊びに来る友人たち
こんな人たちです。
年齢は色々で、大人だから多い、子どもにはいない、というわけでもありません。
性別も、男女ともにいます。
アウトドア好きもいれば、インドア派もいて。
よく話すタイプもいれば、口数少ない人たちもいます。
わたしなりに共通点を分析してみました。
①行動や言葉が一貫している
②障害を意識していない
③適度な距離感
かなと思いました。
わたしなりに、噛み砕いて、実践して行ければと思います。
それぞれ、解説してみます。
①行動や言葉が一貫している
当事者たちの体調やその日に起こったことなど
あまり影響されず、行動する。
機嫌で、対応を変えない。
人に対して、言うべきことを言い、
言わないでおくべきことは言わない。
何度も、変なことを目の前でされると、
徐々に注意の口調が強くなりがちですが、
何度でも、同じように注意してくれる。
②障害を意識していない
これは、個人的に面白いのですが、
みんな「障害」として色々なことを意識していません。
友人たちには診断がついていることを伝えていませんが、
学校生活では通級に通っていますし
習い事の先生方には、診断を伝えています。
でも、うちの子どもたちが何か出来ない時やパニック時に、
大げさな配慮をすることもないです。
一方で、相手が苦手なことを気にしていません(「ふーん、嫌なんだな」くらいの軽い感じ)
得意なことを誉めてくれたり、
むしろ、こうしたらいいんじゃない?とやり方を教えてくれたりするので、
子どもたちも萎縮することがありません。
③適度な距離感
これは、子どもの友人たちを見ていて感じます。
例えば、A君は野球がしたい、にっちは家でゲームがしたい。
そうなった時に、
「えー、野球やろうよ」ともならないし、
「じゃあ、今日はゲームにしよっか」ともならない。
「そうなんだ、じゃあ、今日はぼくは野球しに行くね。また今度遊ぼう」
「うん、わかった。今度ね。」
みたいな、どちらも合わせない、別に譲らない。
それぞれがそれぞれのやりたいことを、ナチュラルにやる。
そんな結論がお互い楽なようです。
こんな人たちみたいになりたい
こんな風に接することができたら楽だろうと思います。
しかし現実は
わたし自身の体調や機嫌に左右されてしまうし
「障害」を意識して、どこまで注意するかと一拍考えてしまうし
ちょっとはこっちに合わせてよと思うことが多々あります。
声掛け以外にも、少なくとも、うちの子たちには
こうした態度自体が有効なんだろうなと思いました。
まだまだわたしの修行が必要です。
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