ASDの子供の将来のために医師父がやっていること

daily life for ASD

正しいかどうかはわかりませんが、我が家で意識していること、やっていることを紹介します。

 我が家では、たくさんの「経験」を通して不安を減らし、子ども自身で好きなものを見つけて、世界を広げていってほしいと考えています。

経験をたくさん、は当たり前?

当たり前のことを言っているように感じられるかもしれません。

しかし、疲れやすく、慣れていないことが苦手な自閉スペクトラムの子と一緒だと、

近所ですら出かけるのが大変な場合も多いのです。

それでも、意識してイベントを探し、いろいろな場所へ遊びに連れて行くようにしています。

体験させたいけど、初めての事は大変…――それならば

誰でも同じですが、初めてのことは緊張するものでしょう。我が家の自閉スペクトラム症の3人は、特にその傾向があります。

 遠足などの楽しみなことでも、試験とか苦手なことでも、初めての何かがあると数日~数週間前から緊張して、暴れたり怒ったり。あるいは、無になったり、ぼーっとしたりすることもあります。そうなると日常生活にも支障が出てきます。

 そこで編み出したのが、「初めてをなくす作戦」です。

 たくさんの初めてを、まだ幼いうちに親と一緒に経験することで、1人で迎える初めてを減らそうと考えました。

 例えば、ここ数年でやってみたことは
 ・スケートや登山
 ・海・湖で泳ぐ
 (海と違って湖は体が浮かない。どちらも体験していないと、びっくりする)
 ・原爆資料館
 ・パフェ、小籠包、懐石料理を食べる
 ・美術館の特別展
 ・キッザニアでの各種職業体験
 ・博物館のキッズ学芸員体験
 ・動物園のモルモット抱っこ体験
 ・大使館のイベントで異国文化を体験
 ・ドクターイエローを見るために新幹線の駅に行く
 ・オーケストラのコンサートに行く
 ・選挙の演説を聞きに行く
 ・ジュニア消防団に参加する

あげればもっとたくさんありますが、公民館レベルの小さなイベントや大学主催の子ども向けイベントにも目を光らせています。どの体験でも、普段の学校や習い事では出会わない大人や子どもと関わることができます。

“初めて”をたくさん経験したら…

我が家の子どもたちは、1対1対応の行動を好んでおり「こういうときは、こうしかない!」と思い込んで、他の方法を考えられなくなってしまいがちです。気持ちも切り替わらないので、次の行動に移れなくなります。

 さまざまな体験をすることは、このような子どもたちが思考の柔軟性や逃げ道を作る練習でもあります。

 「これ知っている。見たことがある。やったことがある」

 そういう気持ちが少しでもあると、余裕が生まれます。

 「これはやったことがないけれど、あの時みんなでやった○○に似ているな。ということは、こうやるのかな」

 このように、見通しを考える能力の獲得にもつながっています。

本人たちの自信へとつなげる

我が家の子どもたちは「モデルロケットライセンス第4級」という資格を持っています。

 火薬で打ち上げる紙製ロケットを実際に組み立てて、打ち上げると貰える資格です。3級以上はロケットに関する試験がありますが、4級は打ち上げ成功だけで貰えます。

 周囲に同じ経験をした子はほとんどいませんから、その資格を持っているということ自体が本人たちの自慢であり、話のきっかけにもなります。

 やったことがある、行ったことがあるという経験が、子どもにとっては大きな財産になっているのです。

まとめ

こだわりや疲れから、計画して現地に行っても、参加できないことも珍しくないのですが、その分は数でカバーするつもりでゆったり構えています。

 大切なのは、実際に自分でやってみること子どもの心に残るのは、ネットや本で見聞きしたものよりも、体験したことだと感じています。

 こういうやり方もある、こういう考え方もある…多くの経験が柔軟に考えるための材料になってくれたらいいなと願っています。

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