苦しみ長時間かけてできる=障害ではない?
長男の場合、字を全く書けないわけではなく、
・マスにはみでて大きくならば書くことができる
・長時間かけて怒りながら、親がなだめ、励ましながら、書くことができる
・文字単体を読むことはできる(意味を読み取ることはできない)
・話し言葉に問題はなし
という
「がんばればできる」と言う状態でした。
クラス内でみても、数人はこのような子がいて、先生から見ると
その数人を含めても、「障害だ」とは思わないようでした。
ですので、学校の先生の評価は「問題なし」でした。
ですが、家で宿題をするたびに暴れる・怒る・宿題を破る、といった状態です。
児童精神科医に相談しても「3年生までは学習障害の診断は難しい。私から見てもこの子は障害と言えるほどではないと思う」ということでした。
診断がつかない=配慮がお願いしにくい=助けが見込めず家庭内でなんとかするしかない
診断のつかない学習障害?の子のためにやったこと
長男をよく観察しました。
マスの中にかけないならば、マスを大きくしたらいい
→ ① マスが大きいノートに変更
教科書に目を近づけてみている
→ ② 教科書や見本を拡大コピーする
丸つけ(赤ペンチェック)で怒り出す
→ ③ 先生にお願いして 間違えているところは×をつけないようにする
家では怒り出すので宿題ができない
→ ④ 宿題の免除
(学校で授業中の空き時間や休み時間などに取り組むor 時間がないときはやらない)
そうそう、言い忘れていましたが、長男は家では暴れますが、学校では一切そういうことはなく、優等生です。困りがないので診断しない、問題なしという学校と医師の認識でした。通級指導利用の希望は入学前からお願いしていましたが、ずっと「いやいやいや、長男君には必要ないですよ」と言われていました。
障害はつかないが助けてもらえる方法
それは・・・ 通級指導教室です。
低学年は学習は学校だけにお任せし、家でご機嫌に過ごせるようにしていました。
小2の夏休み明けに学校で暴れたことがあり、教頭先生を殴ってしまいました。
そうなってようやく
小3の秋から通級指導教室を利用できるようになりました。
通級では長男の読み書きのフォローをしてもらいました。
具体的には
・漢字を分解して覚える練習
・瞬間的に場所や物を覚える短気記憶の練習
・担任と共有し、宿題に目を通してくれる(&褒める)
学習障害の診断がつけば、学習障害の児童用の大きな教科書(読み上げ機能付き)が使えるということでした。仕方がないので、デイジー教科書で対応。
通級の先生に日々のサポートをお願いし、家で暴れることは減りました。
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