発達障害と夜尿症~飲水制限はできない~

夜尿

夜尿症の原因の判明

2か月のおしっこの量の記録から、うちの子の夜尿の原因は

「夜間に尿意を感じても起きられない」点にあると考えられます。

そのタイプの場合、まずは夕方から夜間の飲む水の量を

コントロールすることで、改善することが多いです。

そこでわが家でも夕方以降の水分摂取を減らそうとするのですが、

これが発達障害のにっちには難しいのです。

なぜ発達障害の子の水分コントロールは難しいのか?

答えは家の外での過度な緊張にありました。

学校(9時から15時)までは緊張して張り詰めています。

ですので「のどが渇いた」という感覚が分からずに、水分を摂れないのです。

さらに、学校でにっちはトイレに行けません。

なぜなら

「トイレは汚いし、学校でおしっこするのは

なんだか緊張するからできない」からです。

トイレに行かないで済むように、学校では水は飲まない。

そのため、毎日持たせる水筒はいつもずっしり、朝のままの重さです。

そして帰宅するとほっとして、ようやく水分を摂れるのです。

その後、習い事や友人と遊ぶ時に、また緊張状態が続きます。

学校よりはましなので多少は飲みますが、

結局、遊びや習い事から家に戻ってくる

17時以降にしか水分を摂っていないのです。

17時から寝るまでに昼間の渇きを潤そうと、

ごっくごっくと1L以上飲みます。

ほとんど一気飲みです。

アラーム治療をやってみたけれど

夜尿症の治療と言えば「おねしょアラーム」が有名です

早速やってみました。

結果は惨敗。

まっっったく起きません。

ちなみに、周囲の夜尿症のお子さんのいる親御さんも、同じでした。

このアラームは、防犯ブザーのような大音量の警告音がなるのですが、

一緒に寝ているいっちとさんちは起きるのに、

びしょぬれのにっちは全く起きずにスヤスヤ寝ています。

本当に全力で眠っている様子です。

一週間チャレンジしましたが、にっちにはアラームの効果がなかったです。

結局、家族がギブアップしました

結局のところ、家族や学校で心を許した友人以外の

人と過ごす緊張感が和らがない限り、

この状態は変わらないのかもしれません。

次回、夜尿症を解説します。

ここまでは実際の様子をお伝えしましたが、

次回はちょっと医学的な説明をします。

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