夜尿症を解説②

夜尿

前回お伝えしたように、睡眠中に尿が出る夜尿症。

前回の記事はこちら

覚醒しにくい、量が多い、貯めておく能力が弱いなどの可能性があり、さらに幼さだけでなく、病気が絡むこともあります。

夜尿症?他の病気?

尿が増える糖尿病

濃縮することが出来ず多尿になる腎臓疾患

膀胱の機能

これらを尿検査やエコーで確認します。問題があった場合はその治療を行います。

特に問題が認められなかった場合、夜尿症の治療が始まります。

夜尿症の治療

まずは生活を見直すことから始めます。

学校から帰宅後~朝一番のトイレの時間までの飲水と排泄の記録を付けます。

昼間の尿失禁と夜尿の回数7日間記録。

48時間排尿時間と尿量(夜間はオムツ)を記録

③夕食後から寝るまでに飲んだもの、量、回数、を記録

記録をつけると、子どもの排泄パターンが見えてきます。

また、同時に排便記録(7日間)もつけます。

夜尿症の子どもは排便がスムーズでないことが多くあります。

尿は採尿用の計量カップで測ります。便の記録は硬い、柔らかいなどを記録します。

ちなみに、すぐに思いつくであろう「夜中に無理やり起こしてトイレに行かせる」のはNGです。

寝ている間、「尿量が減るように調節している状態」をリセットしてしまうため、

むしろ夜の尿量が増えやすくなり、夜尿症の悪化する原因になることがあります。

記録をつけてみて、気が付いた我が子の問題

長男にっちは、夜間の尿量が500-600mでした。多尿であることが判明しました。

(*本来は寝ている状態だと尿は作られにくいため、小児200ml以上は多尿

他に問題はなさそうです。

そこで、「夕方から夜間にかけての水分摂取減らす」ことを目標にしました。なーんだ、簡単だねと思うでしょう。ところが、我が子には自閉症特有の問題がありました。

それは、

昼間は、『学校では緊張状態で、水分摂取ができないんです!

 「学校生活自体が緊張状態」「学校の古いトイレが怖い」という理由から、

日中の水は最低限→下校してからガブ飲みという生活でした。

 なので、飲む量を調節したければ、「学校でリラックスして過ごせる」「学校のトイレに行ける」ようになる必要がありました。

そして結論ですが、うちの場合は、全くうまくいきませんでした。

週末、特に翌日も学校のない土曜日には、にっちはリラックスしています。昼にしっかり飲水ができます。夕食後18時以降の水分制限に関しても、

「6時過ぎたからもう飲まないね~」と本人が調整できる日がありました。

そうすると、朝までの尿はほんの少量です。

ですが、それ以外の日の飲水量の調整は出来ませんでした。

長男にっちの夜尿の原因は「寝る前の飲みすぎ」で、

効果のある治療は「寝る前の飲水制限」であることは確かなようです

夜尿症改善にやったことについてはこちら

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